医師を目指すための洛南小学校入門 11. 洛南の強さの源はその人間教育にある

 
こんにちは。洛南小学校受験専門の知野永理子です

これまでは進路や学力などについてのお話をしてきましたが、今回は別の観点から洛南小学校について解説していきたいと思います。

洛南は関西でも屈指の進学校ですから、小学校であっても中学・高校であっても、素晴らしい学習環境、素晴らしい教師陣が揃っています。
学校として素晴らしい合格実績が出ているわけですから、勉強面において素晴らしいのはある意味当たり前のことだと言えます。

それとは別の面で、私が本当に、本当に、素晴らしいと感じているのは、その人間教育です。

洛南では、毎月弘法大師の命日である21日は、校長先生からの講話があり、この日を御影供(みえいく)と呼びます。
講話が終わると、生徒は教室で過去一ヵ月の自分を振り返り、その思いを作文に書きます。
作文を書き終えたら、洛南中学や高等学校は、その日は授業をすることなく学校は終了となります。
小学校は、共働き家庭に配慮して子ども達を早く帰す訳にはいかないので、御影供の後に続けて授業を行います。

洛南中高の教職員は、その日は教職員会議も行いません。
教師も、一ヶ月の自分を振り返る日なのです。

皆さんはこれを聞いてどう思うでしょうか?

月に一回、丸一日を人間教育に費やす進学校が他にあるでしょうか?
洛南に追いつけと進学校を目指し、寸暇を惜しんで多くの授業を入れ込み、勉強させる学校が京都には多くあります。
そのような中、洛南は平然と、丸一日を惜しみなく、人間教育に投じています。

なぜ、洛南は、普通に考えると大学入試の合格実績を出すために、少しでも授業を行いたい貴重な一日を自分を振り返ることにあてるのでしょうか?

私はここにこそ、洛南の強さの源があると考えます。
本気で人間教育を考えているところに、他の学校にはない価値、他の学校には絶対に真似ができない教育があると考えます。

お気づきの方もいるかと思いますが、今回の動画は約12分と長くなっております。
この長さに私の意気込みを感じて頂ければと思いますが、文章にすると非常に長くなってしまいます。
皆様には直接動画をご覧になって頂きたいと思います。

洛南に少しでも入ろう、あるいは入ろうかどうか迷っておられる方は、必ずこの動画をご覧下さい。
なぜなら、ここに洛南の洛南たる所以(ゆえん)があるからです。

知の塾が、僭越ながら洛南小学校専門塾をやっているのは、その人間教育に感動したからと言っても過言ではありません。
その「意味」を動画にてご確認ください。

 
「医師を目指すための洛南小学校入門」の過去の動画はこちらにまとめてあります。