医師を目指すための洛南小学校入門 8. 洛南小学校進学のメリット ③より人間らしい生活

 
こんにちは。洛南小学校受験専門の知野永理子です。

今回は、洛南・灘・東大寺などの難関校への中学入試と比較すると、洛南小学校への進学はお子様が人間らしい生活をしながら学力を伸ばせる道になるというお話です。

中学入試を選んだ場合、小学校1~3年生の間は塾は週に1回程度しか行かないため、割と余裕のある小学校生活を送ることができます。
中にはこれが理由で小学校受験をしないという選択をされるご家庭もあります。

4年生になると塾の日数が増えてきて、塾へ通う日数が週2~3日程度になってきます。
それが、5・6年生になってくると、週4~6日になります。

塾業界では、5年生の秋はターニングポイントと言われています。
この5年生の秋というのは、受験生が色々な意味で「落ちる(下がる)」時期と言われています。

急に勉強の内容が難しくなり、飛び抜けて量が増えてくる時期だからです。
この急激な変化を「想定外だった」と感じる保護者が非常に多くいらっしゃいます。

この5・6年生の時期は、成績の良い子どもでもかなり大変だと思って下さい。
5年生の秋から、塾通いは週4~5日になり、6年生になると週6日になったりします。
模試も入れると休みがないこともよくあります。

塾での授業を夜9時まで受け、帰ってきてから復習や宿題をこなすと日が変わります。
「起床→学校→塾→日が変わるまで勉強→就寝」というサイクルをこなし続けなければなりません。
それぐらいやらないと、試験範囲をカバーできないのです。

洛南小学校へ進学した場合ですと、小学校1年生から速いペースで難しい内容を扱っていきますので、大変は大変です。
ただ、中学入試の5・6年生の明らかにおかしい勉強量を、小学校1年生から始めることでなだらかにできます。
このため、どんなに遅くとも9時から10時には就寝できます。

もちろん、洛南小学校に入る前の段階で準備しておくべきこと(これについてはまた別の回でお話します)などはありますが、より人間らしい生活を送れる道が、洛南小学校への進学という道だと私は考えています。

 
「医師を目指すための洛南小学校入門」の過去の動画はこちらにまとめてあります。