医師を目指すための洛南小学校入門 10. 京大医学部を目指すなら一貫教育が有利

 
こんにちは。洛南小学校受験専門の知野永理子です。

まず一点、前回までの内容についての補足をします。

お気づきの方も多いと思いますが、洛南中学への入学は今後さらに難しくなっていきます。
洛南小学校の生徒約90名が内部進学するようになりますので、外部から洛南中学に入学できる生徒の枠が小さくなるからです。

難関中学校の枠が少なくなるということは、更なる競争の激化が進むということです。
このことも頭に入れながら、お子様の進路をお考えください。

次に、今回の本題である高校入試について。

ここでは洛南高校の受験を考えていきます。
京大医学部への進学という観点からみると、高校から洛南へ入学するのは非常に厳しい道が待っていると言わざるを得ません。

京都大学医学部医学科の学生さんとお話する機会がありました。
そこで、「どういう学校の出身者が多いですか?」という質問をしました。

やはり、「中高一貫教育を受けてきた人が大半」ということでした。
私からすると、この結果は当たり前です。

中高の6年間を、一貫した良い環境で良い勉強の仕方をしてきた人のほうが入りやすいのは当然だからです。

「洛南で中高6年間」と「公立中学3年間+洛南高校3年間」を比べると、公立中学での3年間がどうしても足を引っ張ります。
もちろん、公立中学を出た場合は絶対に医学部には行けないというわけではありません。

しかし、難関大学の医学部を目指す場合は、やはり中高一貫教育を受けているお子様のほうが有利ということは言えると思います。
さらに、洛南小学校のように12年間を一貫教育で受けられるというのは、やはり有利と言えるでしょう。

 
「医師を目指すための洛南小学校入門」の過去の動画はこちらにまとめてあります。