洛南中学校の入試説明会から見えて来る未来(2)

洛南小学校受験専門の知野永理子です。

前回、洛南小学校の生徒は基本的に内部進学となることを書きました。もう一つ、洛南中学校の入試説明会で発表されたことがあります。

それは、中学から洛南に入学する生徒と内部進学する生徒はクラス分けをせずに、混合クラスになるということでした。

これはつまり、洛南小学校の生徒の学力をしっかり上げていく、ということだと私は解釈しました。そして、そこに洛南学園の覚悟を感じました。

洛南小学校は進学校への階段を着実に歩み始めた

今回の洛南中学校の入試説明会の発表から、大方の予想通り洛南中学はさらに狭き門となることがわかりました。

中学の難易度が上がるということは、当然のことながら、内部進学がほぼ確実な小学校から通わせようと思う家が増えるということです。小学校の生徒の学力もしっかりつけさせようという学校の方針があるならばなおさらです。

もう言うまでもないことですが、その結果として洛南小学校の入試が年々厳しくなっていくであろうことは想像がつきます。

昨日、来年3月に入学する年長児の洛南小学校への登校日に私も参加させて頂きましたが、そこで今年の入試の傾向に関するお話がありました。

やはり、今年の受験者はしっかりと準備をしてきたご家庭が本当に多かったとのことです。特にお膝元である京都からの受験者数が増え、「我が子を是非とも洛南に」という熱い想いが伝わってくる入試であった、とのことでした。

これは私も、親として模試や説明会などを回っている中で、例年とは明らかに異なる熱気を感じておりました。

先日の年少以下向けのセミナーの案内を出した時、私は「洛南小入試は受験戦争の時代に入った」と言いました。

洛南小学校を志すのであれば、この流れはさらに加速すると考えたほうがよいでしょう。
そしてそれを踏まえてしっかり準備して参りましょう。