いよいよ洛南小入試まで、あと2日。

こんにちは、洛南小受験専門の知野永理子です。

いよいよ洛南小入試本番まで、あと2日となりました。

 

知の塾では、本当に熱い、熱い夏を、

7月から始まり、この9月まで、

2ヶ月に渡って、送ってまいりました。

 

今年も例年と変わらず感じているのが、

幼児期の子どもたちの

驚異的な

最後の追い込み、

最後の伸び、

の素晴らしさです。

 

中学入試、高校入試、大学入試にも

これまでの経歴の中で携わってまいりましたが、

私の人生、

小学入試で勝負をしていこう、

と決めたのは、

この夏に、最後に見せる子どもたちの伸びに

魅せられたからです。

 

この伸びは、能力は全く関係なく、

正しい順序と正しい方法で

必要な努力の量さえ積み重ねていけば、

必ず訪れます。

 

人生でたった一度きりの

最も伸び率の高い

年長の夏です。

 

そして、洛南小合格には

絶対不可欠の

「伸びる夏」です。

 

夜空に輝くあの美しい夏の花火のように、

気持ちの良いほど勢いよく、

ものすごいスピードで昇っていき、

ドーンと大きな華を咲かせます。

 

「また来年も見たい」

と魅了してやまない年長の夏。

 

今年も知の塾には、素晴らしい子どもたちが

通ってきてくれました。

 

どこにでも胸を張って出せる子どもたちです。

 

あと、2日。

昨日はお弁当を持って、直前講習を行いました。

今日は最後の詰めをご家庭で1日頑張っておられます。

 

明日、入試前日は、

知の塾にて、最後の仕上げを行います。

 

まさに「入魂」

明日、入試に向けた魂を入れ、

子どもたちは入試本番へと向かいます。

 

「知の塾」のGW講習② 自己採点の驚くべき効果

「いつも通り」のレベル

オリンピックの舞台でのフィギュアスケートの演技を思い出して下さい。

「いつも通り」演技をして、「いつも通り」の高得点を取れば、メダルは獲れるのです。

この「いつも通り」がメダルのレベルになるよう、技の成功率や演技の完成度を高める質の高い練習の量を選手は積み重ねています。

洛南小学校に合格する「いつも通り」

入試も同じです。

本番当日「いつも通り」取り組んで、「いつも通り」高得点が取れれば合格を勝ち取ることができます。

子どもたちの「いつも通り」を洛南小学校に合格するレベルにまで上げれば、合格は限りなく100%に近づきます。

では、どうすれば「いつも通り」のレベルが上がるのでしょうか。

「いつも通り」を上げる方法

「知の塾」では、実践練習に入ると子どもたちに自己採点をしてもらいます。

  1. どのくらい点が取れているのか(現状把握)
  2. 点を落とした問題は、仕方ないのか、ケアレスミスなのか(現状分析)
  3. ケアレスミスや時間切れ、もうひといきで出来た箇所が正解であれば、何点UPするのか(現時点での到達目標を設定)
  4. どうすれば正解できたか(目標=いつも通り への到達方法)
  5. 意識づけをして再挑戦(いつも通りのレベルを明確化)

土日特訓でさらに続く実践練習

少人数制だからこそ、手厚い指導で確実に子どもたちが成長し、高い意識づけを実現することができていると自負しています。

GW講習の午後の授業13:00〜15:30は、この「いつも通り」のレベルを上げるためのふりかえりやまとめ演習の時間。

7月中旬まで毎週欠かさず行う土日特訓でも、「いつも通り」のレベルを上げるために、実践練習の量を重ねる中で、磨き上げていきます。

「知の塾」は徹底して全員洛南小合格を目指します。

「知の塾」のGW講習① 入試さながらの実践練習

25時間のGW講習

「知の塾」では、4月29日・5月3・4・5・6日の5日間のGW講習を行いました。

1日5時間×5日間=計25時間

この勉強量は確実に差を生みます。

洛南小学校 入試当日さながらの実践練習

小学入試に出題される範囲は4月中に終えましたので、実践練習を中心とした授業へと移行しています。

午前 9:30〜12:00 2部構成テストシミュレーション

①頻出問題シミュレーション:20枚のペーパーをテスト形式で解く

②難問シミュレーション:8枚の難問ペーパーをテスト形式で解く

午前中はひたすらに問題を解く時間とし、洛南小学校入試における30枚程度のペーパーを解き続ける集中力と持久力を磨きます。

初めてこのシミュレーション練習に取り組んだときの子どもたちの様子は、15枚を超えたところから、だんだん「まだあるの・・・?」といった様子で集中力も下がり、持久力も保たず、プリントの出来映えも下がっていきました。

「経験こそ力なり」

回数をこなす度にみるみると、30枚にしっかり取り組めるような力がつくのが幼児ならではの高い能力です。

GW講習最終日には、こんな声まで出てきました。

「もう終わるの?もっとやりたかったのに!」

私・・・いやいや、これだけやったらもう十分でしょ(笑)

洛南小学校 制服到着!

合格したお子様の制服姿は、教師のエネルギー源

洛南小学校の制服が本日届きましたと合格されたご家庭からご連絡がありました。真新しい制服を着たお子様の写真付きです。

凛々しい表情と良くお似合いの制服姿に何とも言えない感動の想いがこみあげてまいります。

この感動があるからこそ毎年頑張り続けることができる、塾業界で生きる者への神様からのご褒美です。

力を尽くした昨年の夏があるからこそ

お子様もお母様も力の限りを尽くした昨年の夏。

暑い夏休みに何日間もお弁当を持って知の塾に通い、楽しい!と言って長時間の授業に全く疲れを見せることなく大きな成長を遂げたお子様でした。

絶対に自分を曲げない芯の強さを持ちつつも、全てのことを受け入れられる深い心の優しさを兼ね備え、さらに馬力ある思考力エンジンを頭脳に持つ将来が本当に楽しみな男の子です。

洛南でどのような華を咲かせるのか、ワクワクします!

東日本大震災から3年

3.11 震災の日を迎えて

東日本大震災から3年が経ちました。

当時、私は東京の伸芽会銀座教室で教室長を務めており、震災にあった時は3歳児クラスの授業中でした。

授業終了直前だったため、保護者が教室に戻っていたのは不幸中の幸いでした。

東京 銀座でのあの日

大きな揺れに動物がうなるような地鳴りを感じ、大学一年生の時に神戸で遭った阪神淡路大震災と同じ状況が頭に浮かびました。

大きな揺れの中、子どもたちには「ゾウさんが遊びに来たのかな、かくれんぼしよう!」と言って揺れを過度に怖がらないよう、机の下に避難させ、保護者を傍に呼びました。

子どもたちは怖がるよりもむしろ揺れを楽しんでいるように見えました。怖い思いをし、悲鳴をあげているのは大人です。

子どもたちを迅速に帰宅させるために

揺れがおさまるとすぐに行動を起こさなければいけません。あの大きな揺れで電車は一日動かないことは容易に想像できました。そして、道路はあと1時間もすればどうにもならないほどの渋滞になるに違いありません。

時間との勝負でした。子どもたちと保護者の誘導は優秀な女性社員に任せ、男性社員を連れて先にタクシーの確保に走りました。

銀座は呆然と立ち尽くす人に溢れ、電車で帰ろうと絶対に動いているはずのない地下鉄の駅に向かって地下へ入っていきます。

大きく手を振り、声をあげて、向かってくるタクシーを全て教室の前へ誘導しました。遠方の方を優先にタクシーに乗せ、バスで帰れる方はちょうどタイミングよくやって来たバスに乗って頂き、スムーズに揺れがおさまって5分足らずで全員帰宅の途につくことができました。

後日、「あのとき動揺してどうしたらいいか全く分からなかったところを、迅速に帰宅する方法を指示してくださったので、無事にすぐ自宅に帰れました。あと30分行動が遅かったら、いつ家に帰れたのか分かりません。」と仰っていただけました。

私は教室とスタッフを守るため、その日は泊まりを決意して2日分の食料の確保に走りました。

仙台はふるさとのような土地

宮城県仙台市は、両親が転勤で住んでいたことがあり、私にとってもふるさとのような土地です。

しかし、震災後、どうしても東北を訪れることができません。毎日見ていたあの景色がなくなっているのを目の当たりにするのは、もう神戸だけで十分だと心の深い傷が痛み、またその痛みに耐えられる自信がないのです。

知人の弔いと私の使命

志半ばにして津波にのまれて亡くなった知人の命に手を合わせ、私の使命である「子どもたちが日本のみならず、世界をリードする人材へと成長する土台教育」に尽力することが一番の弔いになると信じて、3年目の震災の日をおくります。